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ロマン・ポランスキー監督の新作でケイト・ウィンスレットが豪快な嘔吐!撮影秘話を豪快に語る

第68回ベネチア国際映画祭

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ケイト・ウィンスレット、ベネチア映画祭のレッドカーペットに登場
ケイト・ウィンスレット、ベネチア映画祭のレッドカーペットに登場 - Pascal Le Segretain / Getty Images

  ロマン・ポランスキー監督の新作『カルネージ(原題) / Carnage』が現地時間1日、開催中の第68回ベネチア国際映画祭でワールド・プレミア上映された。その劇中で、女優ケイト・ウィンスレットがシンガポールのマーライオンをほうふつさせる豪快な嘔吐シーンを披露しており、映画祭中の話題を呼んでいる。

第68回ベネチア国際映画祭コンペティション部門作品

 同作品は、トニー賞受賞戯曲を映画化したもので、子供同士のケンカが親同士のバトルへと発展するブラック・コメディ。二組の夫婦を演じるのは、ジョディ・フォスタージョン・C・ライリー組VS.ウィンスレット&クリストフ・ヴァルツ組。まさに映画史に残る世紀の一戦が、オシャレなマンションの一室で繰り広げられる。

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 そんな中で問題のシーンが起こるのは、フォスターに勧められるままパイに、コーヒーに、コーラにと味わっていた後。ひょんなことから両者の間で口論が始まるや、ウィンスレットは興奮のあまりに胃の中のモノを全部ぶちまけてしまうのだ。その瞬間、上映会場は大爆笑に包まれ、「あのシーンが忘れられない」というトラウマにも近い衝撃を観客に与えた。

 記者会見でも話題は嘔吐シーンが中心となったが、ウィンスレットは「あのシーンを撮影したときは楽しかったわ」と笑顔で対応。それどころか自分たちの子どもを、よりによって嘔吐シーン撮影日にスタジオに呼んでいたことを明かした。ウィンスレットは「まず『もうこれ以上口の中に入れられない!』ってくらいに吐しゃ物を詰め込むのが大変だった。たけど、子どもたちが現場で見ていると思ったらゾクゾクしちゃったわ(笑)。案の定その日以来、子どもたちはそのシーンのことについて話のを止めないのよ」と笑い飛ばした。

 ウィンスレットと言えば、アカデミー賞主演女優賞を受賞した『愛を読むひと』でもヌードを披露し、今回の映画祭で招待上映されたトッド・ヘインズ監督のテレビドラマ「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」でも俳優ガイ・ピアースを相手に官能的な濡れ場を演じるなど、女優魂を感じさせる体を張った演技で高く評価されている。本作でまた一つ、ウィンスレットの名を揚げることとなりそうだ。

 なおポランスキー監督は、1977年に起こした少女への淫行容疑で2009年にスイスで逮捕されて世間を賑わせたのが記憶に新しい。その後、釈放されてスイスの自宅にいると思われるが、ベネチア入りはしなかった。(取材・文:中山治美)

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