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市原隼人、震災直後に選んだ道は「仕事に誇りを持つこと」

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六本木ヒルズアリーナで熱いメッセージを叫んだ市原隼人
六本木ヒルズアリーナで熱いメッセージを叫んだ市原隼人

 1日、映画『DOG×POLICE 純白の絆』の完成披露イベントが六本木ヒルズアリーナにて行われ、主演の市原隼人をはじめ戸田恵梨香時任三郎村上淳カンニング竹山阿部進之介、シロ(犬)、原案の小森陽一七高剛監督が出席した。

映画『DOG×POLICE 純白の絆』写真ギャラリー

 この日、映画の完成を祝いキャストやスタッフが集まったが、中でも特に熱いメッセージを送ったのが市原だった。撮影中東日本大震災により一時撮影の中断を余儀なくされたものの、当時市原は仕事を続けることを選んだと言い、「災難があったからといって、こんなときにこんなことをしていちゃいけない、というのは絶対違うと思う。仕事は必ず日本のためになっているから、こんなときだからこそ自分の仕事に誇りを持ってほしいと思った」とコメント。さらに、「自分だったら役者として、金をもらっていようがなかろうが、エンターテイメントに誇りを持ってやるのが第一で、皆さんに楽しんでいただくことを考えてやりました」と男気あふれる気持ちを叫んだ。

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 本編ではそんな熱い思いが伝わってくるかのように、七高監督からも「これまでにない」と言わしめる炎の中のアクションにも挑戦した市原。炎の中では「すごく熱かったし、天井まで炎に覆われていて、そんな中で芝居をしたことがなかった」と振り返り、ワイヤー1本でも切れたらけがをしていたという命懸けのなか、「人間ですら危険な場所だったけど、シロはもっと大変で、『大丈夫だよ、大丈夫だよ、楽しんでやろう』と語り掛けながらやりました」と告白。「この映画がきっかけで人とのきずなが深まったらいいと思う」と力強く作品をアピールした。

 映画『DOG×POLICE 純白の絆』は『海猿』シリーズの小森陽一が原案を手掛けたエンターテインメント大作。爆発物の捜索や災害救助、犯人制圧などの任務にあたる警備犬と警察官の固いきずなと、彼らが直面する連続爆破事件の捜査をスリリングかつ感動的に描く。(取材・文:中村好伸)

映画『DOG×POLICE 純白の絆』は10月1日より全国公開

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