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リドリー・スコット監督のSF3D映画『プロメテウス』は『エイリアン』外伝か!?

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マイケル・ファスベンダー
マイケル・ファスベンダー

 リドリー・スコット監督によるSF3D映画『プロメテウス(原題) /Prometheus』の製作が、ロンドンのパインウッド・スタジオで始まり、映画『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパスと映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のマイケル・ファスベンダーが主演を務めることがハリウッド・リポーターにより明らかになった。監督の意向で内容は極秘とされており、劇中に登場する“プロメテウス号”という地球の企業が制作した宇宙船が物語の鍵を握っているようだ。

リドリー・スコット監督映画『ロビン・フッド』場面写真

 同作は伝説的映画『エイリアン』の前日譚(たん)だと期待されてきた作品だったが、スコット監督は直接的ではないものの『エイリアン』の惑星LV-426で登場するスペースジョッキー(宇宙船と化石化した宇宙人)の謎を探ろうとすることに着想を得た物語だと表明している。ストーリーには、宇宙人による遺伝子操作の結果、生み出されたのが人類だといった、古代宇宙飛行士説を世界的に広めた、スイスの作家エーリッヒ・フォン・デニケンの著書からも影響を受けているという。正式発表はされていないものの、シリーズ化も視野に入れた超大作になる可能性が高い。

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 スコット監督は「宇宙旅行は比喩として神への挑戦となる」とコメントし原案を担当、脚本はテレビドラマ「LOST」の製作者のひとりでもある脚本家デイモン・リンデロフが書いた。ファスベンダーは「地球の巨大企業が創ったアンドロイドのデヴィッド役」で、これまでのエイリアンに通ずるキャラクターであることを明かした。ラパスは自身の役柄には言及せず、スコット監督について「73歳とは思えぬほどエネルギーに充ち溢れている」とコメントした。

 また、タイトルにギリシア神話の神を据えたことにも意味があるとされ、人間の創造主とも言われるプロメテウス神が不死身であることや先見の明を持つ者といった要素を基に構築されたことが伺える。本作は2012年3月9日に公開予定と発表されてきたが、配給の20世紀フォックスによれば来夏に超大作として公開する方向でいるようだ。(南 樹里)

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