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仮面ライダー藤岡弘、ヒーロー像を守る苦労を告白!ヒーローになった以上一生背負っていく

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ヒーローであることの苦労を明かした藤岡弘、(右)と黒部進
ヒーローであることの苦労を明かした藤岡弘、(右)と黒部進

 24日、日本を代表する二大ヒーロー・ウルトラマンと仮面ライダーが共演した幻の作品「ウルトラマンVS仮面ライダー」のDVD&ブルーレイの発売記念会見が東京・バンダイ本社で行われ、仮面ライダー1号を演じた藤岡弘、とウルトラマンことハヤタ隊員を演じた黒部進が、ヒーローを演じたことによる今なお冷めない人気と苦労話を語った。

 今からちょうど40年前にテレビ放送がスタートした仮面ライダー。藤岡は大役を演じることになった当時の心境について、「ショッカーのようである東京の大都会に(役者として)立ち向かう心情と、孤独な悲しみを背負った仮面ライダーというヒーローがオーバーラップした。ワクワクしながらも、挑戦する勇気を仮面ライダーに託した気がします」と懐かしそうに振り返った。

 だが、その結果仮面ライダーは日本を代表するヒーローに。演じた藤岡は、どこに行ってもヒーローとして熱狂的に歓迎されたそうで「アマゾンの奥地に行ったときに空港の税関で止められた。ところがわたしの顔を見たら、税関の人全員の目が点になって、作業を止めて『ノープロブレム!』と通してくれました」と驚きの体験談を告白。さらに現在でも、国内外で当時のファンに感激されることを明かし「ヒーローに国境はない。責任を感じますし、これからもファンの人たちを裏切ってはいけない。ヒーローになった以上、一生背負っていくのだと思います」とヒーローであることについて真摯(しんし)に語った。

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 往年のファンに感激されるのは黒部も同じだそうで、「今でも電車に乗ると、大人になったファンの方にサインを求められることがありますね」と語ると、「飲酒運転や離婚に気を付けている。離婚をしたくても我慢しています」とジョーク交じりに、みんなが理想とするヒーロー像を守る苦労を明かした。それには藤岡も「我慢することには人一倍強くなった。子どもがどこかで見ているんじゃないかと思うと、立ち小便をしようとしてもできない。でもそれはかえって良いことですね」と同意する場面も見られた。

 「ウルトラマンVS仮面ライダー」は、1993年にオリジナルビデオとして発売されて話題を集めた作品。巨大化した仮面ライダーとウルトラマンが夢の共演を果たし、怪獣相手にライダーキック&スペシウム光線を同時に放つなど、ファンにはたまらない作品となっている。(肥沼和之)

「ウルトラマンVS仮面ライダー」DVD&ブルーレイは10月26日発売 税込み価格: 5,040円(DVD)、7,980円(ブルーレイ)

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