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韓国の国際ドキュメンタリー映画祭のオープニングに想田和弘監督の『PEACE』

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想田監督
想田監督 - Photo:Yukari Yamaguchi

 第2回DMZ(=非武装地帯)韓国・国際ドキュメンタリー映画祭のオープニング作品が、想田和弘監督の新作ドキュメンタリー映画『PEACE』に決定した。開幕日9月9日にワールド・プレミア上映される。

 『精神』などで数々の映画賞を受賞している想田監督は、『選挙』が放送界のピューリッツァー賞とも呼ばれるピーボディ賞を受賞するなど、ジャーナリスティックな視点からも評価が高い。

 『PEACE』は前作『精神』と同じ岡山市を舞台に、市井の人々をつぶさに描く中から平和と共存を問うものという。ナレーションも音楽も入れないスタイルを自ら観察映画と呼ぶ想田監督は『選挙』『精神』に続く観察映画第3弾『演劇』(仮題)を製作中。映画祭から短編の依頼を受けて製作したものが結果的に長編になったという『PEACE』を、観察映画番外編と位置づける。同映画祭での2度目の上映日9月11日には監督による質疑応答も予定されている。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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