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来年のアカデミー賞、時代の波に乗って特撮を5部門に増設!劇場用アニメも間口が広がる

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今年のアカデミー賞は視聴率大幅アップ!-作品賞を含む6冠を果たした『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督
今年のアカデミー賞は視聴率大幅アップ!-作品賞を含む6冠を果たした『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督 - Dan MacMedan / WireImage / Images

 アメリカ西海岸ビバリーヒルズに位置する映画芸術科学アカデミー本部が、来年開催予定のアカデミー賞にて、特撮部門(通称VFX部門)とアニメ部門の詳細を変更すると発表した。

 まだ特撮などというものが希少価値だったころに作られたアカデミー賞の規約は、ここ数年特に時代遅れの感が強く、特にこのところ躍進目覚しいビジュアル・エフェクト(VFX)のノミネート作品数に関しては、ILMや特撮協会といったアカデミー内外の関係者から再三見直しの要請が入っていた。

 特撮部門はこれまでノミネート作品数は3本までという、アカデミー賞部門のなかでもノミネート数が極端に少ないことからマイナーリーグ扱いされていた感があった。だが、来年からノミネート作品数が5本に増えることで、関係者の間では「やっとメジャーの仲間入りを果たした、という感じだ」という喜びの声が聞かれている。

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 さて、アニメ部門の詳細変更だがこちらは劇場用(長編)アニメ作品と短編アニメ作品という言葉の定義づけについてである。アカデミーの定義づけによって、出品作品がどの部門でノミネートされるか決まることから、関係者にとっては非常に大切な変更項目である。

 まず劇場用(長編)アニメ作品についてだが、これは「40分以上の作品であること」という新定義となった。これまでは短編映画部門の尺の規定は40分未満で劇場用(長編)アニメ作品は70分以上の作品と定義づけられていた。これでは上映時間が40分~70分未満の作品が部門あぶれしてしまうということで今回の見直しとなった。これでアニメ部門の定義は実写部門においての劇場用と短編と一致することになり、出品する側にとってもわかりやすくなる。

第83回アカデミー賞は、2011年2月27日に開催予定。(文・取材: 神津明美/ Akemi Kohzu)

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