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美少女バイオレンスアクションの舞台裏!『片腕マシンガール』井口昇監督ニューヨーク上陸!

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自然体が一番!-西村喜廣監督
自然体が一番!-西村喜廣監督 - Photo:Nobuhiro Hosoki

 現在開催中のN.Y.A.F.F(ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバル)に出品されている映画『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』で共同監督を務めている西村喜廣監督に、共同監督という体制を取ることになったきっかけやキャスティングについて話を聞いた。
 
 同作はドラマ・パートを井口昇監督、スプラッター・アクション・パートを西村監督、アクション・パートを坂口拓監督がそれぞれ担当するという珍しい体制を取っているが、元々は井口監督が一人で監督する予定だったのだという。だが、以前から特殊メイク担当として井口監督の作品に参加していた西村監督を介して出会った井口監督と坂口監督が意気投合し、共同監督という形で一つの作品に携わることになった。

映画『戦闘少女 血の鉄仮面伝説』場面写真

 それぞれが得意分野で作品にかかわる中、西村監督は「井口さんだけは監督しかできないから、じゃあ脚本を書いてもらうってことになったんですよ」と撮影の裏話を披露。現場では監督の仕事しかすることのなかった井口監督が、キャストのために毛布係をしていたことも教えてくれた。

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 本作が初主演となる杉本有美をはじめとして、高山侑子森田涼花らはみんなアクション経験のある女優ばかり。「それぞれがアクションに慣れていて、グリーンスクリーンなどの特撮関係も理解できる女優さんだったんですよ。だから、撮影も早かったですね」と共同監督という形式であっても撮影はスムーズに進んだようだった。

 去年も映画祭に出品した西村監督は、海外だからと気負うことなく「今回も観客が楽しんでくだされば良いと思っています」とあくまで自然体を強調。国は違えど、観客が映画を楽しむことが一番だと考えているからだ。

 本作は、海外でも注目を集める3監督が共同監督で撮り上げた美少女バイオレンス・アクション。普通の人間にはない力を持った少女(杉本)が、ミュータント一族の仲間と組んで、その力を利用する組織と戦っていく。(取材・文:細木信宏 Nobuhiro Hosoki)

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