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日本の警察から監督に逮捕状も出ている問題作イルカ漁描く『ザ・コーヴ』アカデミーで上映

第82回アカデミー賞

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『ザ・コーヴ』のルーイー・サホイヨス監督
『ザ・コーヴ』のルーイー・サホイヨス監督 - Darren Decker / A.M.P.A.S.

 3月3日(現地時間)、ビバリーヒルズの映画芸術科学アカデミーで、短編&長編ドキュメンタリー候補作品上映会が行われ、監督らが登壇、自分たちの作品について語るトークイベントも開催された。

 今回は短編も長編も、それぞれの抜粋クリップが5本ずつが上映された。テーマ的には、身体障害、政府、失業などと戦う人たちに焦点を絞った作品が多かった。それぞれ、アカデミー賞の候補に挙がるだけあり、抜粋クリップにもかかわらず、強烈な印象を残す作品が多かった。

 そんな中で特に注目を浴びたのが、大手が牛耳るアメリカの食品業界の驚がくの実態を描いた作品『フード・インク(原題)』。誰もが必要不可欠なテーマを扱っているだけに、観客の関心も高かった。ちなみに『フード・インク(原題)』のロバート・ケナー監督は、毎日25通ほど作品を見た人たちからメールを貰うという。

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 また、和歌山県太地町のイルカ漁のショッキングな実態を隠しカメラで撮った『ザ・コーヴ』も日本人には気になる作品。この作品は太地町漁協から強い抗議を受け、東京国際映画祭も一時は上映をとりやめたが、後に撤回した。撮影を立ち入り禁止地区で行ったため、ルーイー・サホイヨス監督には日本の警察から逮捕状が出ている。「だから日本に行くのがちょっと不安です。でも、この作品は日本をバッシングしているのではありません。日本の人たちを水銀レベルが高いイルカの肉から守りたいというラブレターでもあるのです」とコメントした。(取材・文:こはたあつこ Atsuko Kohata)

アカデミー賞授賞式は3月8日、朝9時30分から日本ではWOWOWが独占放送

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