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渡部篤郎の監督作が6年の時を経ていよいよ初日!主演の高岡早紀に替わって渡辺えりが登場

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製作から6年たっての初日に感慨深い渡部篤郎監督と渡辺えり
製作から6年たっての初日に感慨深い渡部篤郎監督と渡辺えり

 20日、渋谷ユーロスペースで映画『コトバのない冬』の初日舞台あいさつが行われ、渡部篤郎監督、鈴木一真北見敏之渡辺えりが登壇した。

映画『コトバのない冬』写真ギャラリー

 個性派俳優として人気の渡部にとって初監督となる本作。製作から6年の歳月を経て、ついに初日を迎えた渡部は、「本当にうれしい限りで、胸がいっぱいです」と感激もひとしおの様子。しかしこの日の舞台あいさつは、舞台「THE 39 STEPS」公演中のために、主演の高岡早紀が欠席。さらに体調不良で広田レオナも欠席するなど、美女二人が欠席という事態になっていた。

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 そんな中、紅一点となった渡辺は「わたし高岡です、とか言って登場したら笑われるわね」と言いながら登場するなど、“舌好調”。「もう6年なんですね。渡部さんに会うのも6年ぶり。思い出すのは、ほぼ毎日飲んでたということ。ちょうど締め切りの原稿があって、ロッジの雪の中で台本を書いてましたね。そういえばこのころ劇中でたばこを吸ってて」と矢継ぎ早に話し続け、会場の笑いを誘っていた。そんな中、渡部が企画した1999年の映画『ヒート・アフター・ダーク』に出演した鈴木は、「渡部さんとは同い年なんですが、お父さんのような落ち着きで。すばらしい現場でした」と渡部の監督ぶりを絶賛。美女二人はそろわなかったが、実力派の俳優が集結し、渡部の初監督作に華を添えていた。

 本作は俳優の渡部篤郎がメガホンをとったドラマ。北海道の小さな町を舞台に、落馬事故によって記憶を失った女性(高岡)と、言葉を発しない男性(渡部)との交流をつづった物語だ。ワンシーンワンカット、ワンテイク、NGなしで撮影を敢行した渡部の演出は、俳優たちの自然体な演技を引き出すことに成功している。

映画『コトバのない冬』は渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開

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