イアン・マッケラン、支援する組合員の「小児性愛」判明でショック

　『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるイギリスの名優イアン・マッケランだが、自らが後援者となっている劇場組合に所属する元監督が、過去に15歳の少年と性的関係を持っていたことが判明した。

　イギリスでは「サー」の敬称も持ち親しまれているイアンは、100の劇場が所属する組合「リトル・シアター・ギルド」の後援者として舞台演劇の活性化に尽力しているが、イギリス政府が子どものいる現場で働く人材の適正についてまとめた小児性愛基準のデータベースについて、「子役の活躍を妨げる」と反論していた。「劇場にいる人はみんな演劇を愛してそこにいるんだ。家族的な雰囲気だし、過去50年何も間違ったことは起きていない。政府はありもしない問題を是正しようとしているに過ぎない」と自信を持って発言したイアンだが、そんな矢先、組合に加入している劇場の元監督が、15歳の少年と性的関係を持ったとして2008年に逮捕されていたことが判明。イアンは顔に泥を塗られることになってしまった。

　自らゲイを公表しマイノリティの権利には敏感なイアンも、愛する劇場内での小児性愛にはさすがにガッカリしたようだが、まだ公式のコメントは出していない。