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美輪明宏が過去のホームレス経験を激白!迷いの多い現代を生き抜く知恵を伝授!!

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「ホームレスやっていたこともあります」と美輪明宏
「ホームレスやっていたこともあります」と美輪明宏

 13日、新宿・明治安田生命ホールにて、映画『ラブリーボーン』イベント試写が行われ、スピリチュアル・トークショーに、本作のテレビCMで初のナレーションを務める美輪明宏が登場した。

映画『ラブリーボーン』写真ギャラリー

 スピリチュアルといえば、まさに目に見えないもの。「物心ついたときから、『目に見えないもの』が見えていた」という美輪は、「わたしはよく『見えるものを見なさんな。見えないものを見なさい』と言うんです。見えないもの、つまり『心』ですね。ありとあらゆる悲しみや喜び、そういうものを経験して、味わうために、わたしたちは生まれてきたのです」とありがたい言葉を伝授。客席でも深くうなずく人々の姿が見受けられた。

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 数々の名言を残す美輪だが、「実は戦後、そこ(新宿駅西口)でホームレスやっていたこともあります」と衝撃の過去も披露。「駅の構内は、焼け出された人がぎっしり住んでいた。雨露がしのげるところを探して、ビルとビルの間をさ迷いました。それでやっと見つけた寝られる場所で、体にかける新聞は、下着に入れて隠しておくんですよ。取られちゃうから」と当時の苦労を淡々と語った。「だから、『寝るところがあるのは何て幸せなんだろう』って感謝できる。今の人は、不平や不満、マイナスの思考ばっかりに向かっている。プラスの方に発想を転換すれば、いつでもどこでも、幸せになれるんですよ」と迷いの多い現代を生き抜くヒントも教えてくれた。

 そんな美輪は、本作を「往年のハリウッド映画が戻ってきたのかと思いました」と大絶賛。「昔は、絶世の美男美女ばかりが出ていて、映画館に行かなきゃ観られない映画があった。夢がありましたね。この主演の少女(シアーシャ・ローナン)も、初恋の相手の男の子(リース・リッチー)も、とっても上品できれいで驚きました。やっぱり映画はこうじゃなきゃ!」と興奮気味に語った。

 『ラブリーボーン』は、14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友達が徐々に立ち直っていく姿を、天国から見守り続けるファンタジックな感動作。映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、情感豊かに描き出している。

映画『ラブリーボーン』は2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国公開

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