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木村大作監督「70歳までわがままでいいんだ…」との浅野忠信の言葉が励みに…激闘の873日『劔岳 点の記』

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ぼかぁ~、わがままなんですよ!
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 16日、ドキュメンタリー映画『劔岳 撮影の記 標高3,000メートル、激闘の873日』の公開を記念し、新宿バルト9で、映画『劔岳 点の記』の木村大作監督とフジテレビアナウンサー・笠井信輔のトークイベントが開催された。

映画『劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日』

 終始、マイクが不必要と思われるほどの怒鳴りトークを展開した木村監督。本作の中で、出演の浅野忠信が「人間、70歳までわがままでいいんだと(木村)監督を見ていてよくわかった。初めはあのわがままに頭にきたけど、それがなければこの映画は生まれなかった」と言ってくれた言葉がとてもうれしかったと話す木村。映画『劔岳 点の記』はまさに、木村にとって命を懸けた作品だったそうで、「出来上がったときは死んでもいいと思った。この映画のほとんどは僕の体験。だからプロデューサーから『こう変えてくれ』と言われても『うるせえ』と一蹴(いっしゅう)した。本当に一つも思い残すことなく、自分の思うままに撮れた」と充実感たっぷりの顔で語った。

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 この日のイベントは景気低迷の中、就活に奮闘中の学生30名を招待して行われた。今では日本映画界の重鎮である木村だが、就職するときは「11社落ちて、東宝のボイラー係の仕事だけ受かった。だからそこに行った。食っていかなくちゃいけないから。人間、どんな場所でも一所懸命やることが大事」と就活中の若者たちを励ます一面も。最後に会場の就活中の若い女性から「どうしたら70歳までわがままでいられるんですか?」と尋ねられると、「『風に吹かれて気の向くままに』という言葉がわたしの人生訓」と笑顔で答えた。時間とともにどんどん白熱する木村のトークに、「これ以上、お話が続くと、次の上映ができなくなりますから」と笠井が止めると、「次の映画は違う作品だろ。そんなもの飛ばせ」とまたもやわがまま発言が飛び出し、会場から大きな笑いが起こった。

 本作は、未踏峰の劔岳を目指す明治の測量隊の軌跡を描いた『劔岳 点の記』の撮影現場に密着したメイキング・ドキュメンタリー作品。木村監督やスタッフ、出演者が、吹雪の中で何キロも山を歩き、足場の安定しない危険な現場で撮影を行なう様子をカメラがリアルに映し出している。

映画『劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日』は新宿バルト9ほかにて限定上映中

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