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西田敏行と旭山動物園の園長にインタビュー!「失業した人もあきらめちゃダメ!」

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なんだかソックリ!?西田敏行と小菅正夫園長
なんだかソックリ!?西田敏行と小菅正夫園長

 映画『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』に主演する西田敏行と、その主人公のモデルである旭山動物園の小菅正夫園長が本作について語ってくれた。

映画『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』写真ギャラリー

 旭山動物園といえば、動物たち本来の行動や能力を見せる、“行動展示”という斬新な展示スタイルを生み出し、一躍日本一の人気を集めた北海道の動物園。そんな成功の立役者である園長を演じた西田は「小菅園長先生としては、ルックスにご不満がおありになるでしょうけど(笑)、ご本人と初めて会って握手したとき、電波のようなものを感じましてね」とすぐに打ち解けたようで、撮影時は「園長の持つ熱いパワーが自分にも乗り移ってきて、演じてるうちにどんどん元気になった」そうだ。

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 一方、元気はつらつに園長を演じる西田の姿をスクリーンで観た小菅園長ご本人は「演技してる感じがしないぐらい、自然に動物と接している」と絶賛。本作を映画化するにあたって、小菅園長は動物園でのエピソードをマキノ雅彦監督に話して聞かせたのだが、「マキノ監督はほかの飼育係やOBに会って『小菅園長がこんなこと言ってるけど本当ですか?』って裏を取って、さらには僕の奥さんにまで『園長がハゲた原因は?』って(笑)。そういう風に徹底した取材をして作り上げたからこそ、映画に重みがありました」とマキノ監督の熱心さに感心した様子だった。

 動物園閉園の危機にひんしてもあきらめず、創意工夫を重ねる園長の前向きな姿勢は、閉塞感に包まれた現代人に勇気を与えそうだ。西田は「不況で仕事を失ってしまったり、困難な状況にある人も、これを観てあきらめちゃダメなんだと感じてもらえれば」としみじみ語った。動物の生き生きとした姿を楽しめるだけでなく、人間と動物との共存の在り方、ポジティブに生きることの大切さなど、さまざまなテーマが含まれている本作は、子どもから大人まであらゆる角度から楽しめる作品といえるだろう。

 『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』は、北海道旭川市旭山動物園が幾たびもの閉園の危機を乗り越えながら、園長はじめスタッフの努力や周囲の協力によって、年間約300万人の入場者を集める人気スポットへと変化を遂げた実話を基に描く、感動のサクセスストーリー。

映画『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』は2月7日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開

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