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優しすぎるイマドキの若者たちに喝! 幕末の若者を見ろ!

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幕末の若者にも負けず劣らず熱い五十嵐監督
幕末の若者にも負けず劣らず熱い五十嵐監督

 9月28日、幕末青春グラフィティ『長州ファイブ』のDVDが発売される。同作は、幕末期に命がけでイギリスに密航し、後に近代日本の基盤を作った伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三らの青春を描く歴史ドラマだ。監督を務めた五十嵐匠に、作品に込めたメッセージについて聞いた。

 死罪になることを恐れず、イギリスに渡り、当時の最新技術や知識を日本に持ち帰ろうと奮闘する5人の若者たち。この作品の一番の見どころは、そんな“長州ファイブ”のカッコ良さにある。「今、男が惚(ほ)れる男ってなかなかいないからね。20歳そこそこで、日本の未来を背負って、命がけで異国に乗り込む。そんな一生懸命な姿には、敬意を払いたいし、応援したくなりますよ」と五十嵐監督。これまでも『地雷を踏んだらサヨウナラ』『HAZAN』など、歴史上の人物を描き続けている監督には、「歴史のはざまで、一本筋を通して生きている人々に光をあてたい」という強い思いがあるそうだ。

 日本工学の父と呼ばれる山尾の若き日々を演じているのが、松田龍平だ。彼の魅力について五十嵐監督は「やっぱり、腹のすわり方かな。幕末の武士は、いつ暗殺されるか分からない緊迫した状況に置かれていましたからね」とコメント。その言葉通り、松田は、幕末期の武士をキリリとした存在感で演じただけでなく、イギリスに渡ってからは“紳士”としてのたたずまいを体現した。ただし「サムライとしての立ち姿には気をつけてもらったけどね」と撮影の裏話を明かしてくれた。

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 自らの意志を貫き、ときには他者とぶつかり合いながら、未来を切り開こうとする“長州ファイブ”の姿に、今を生きる若者たちが失った“熱さ”を感じずにはいられない。「今の若い人たちは、他人を傷つけたくないから、基本的にすごく優しいですよね。それで人間関係を保っているつもりでも、実際には、本当のつながりを持つことはできないと思います」と五十嵐監督。“泣ける”映画が増える中、血の通った人間のパワーがみなぎる『長州ファイブ』は、非常に特別な存在だ。この映画を通じてぜひ、この5人の生きざまとぶつかってほしい。

『長州ファイブ』DVDは9月28日より発売
オフィシャルサイト chosyufive-movie.com

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