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アメリカ政府と全面対決!マイケル・ムーア『シッコ』のマスターテープ隠す!

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「アメリカ政府にもの申す」マイケル・ムーア監督
「アメリカ政府にもの申す」マイケル・ムーア監督

 カンヌ国際映画祭で絶賛されたマイケル・ムーアの新作『シッコ』。アメリカの医療問題にするどく切り込む問題作だが、本作のマスターフィルムがアメリカ政府に没収される危機を常にいだいているマイケル・ムーア監督は、ついにマスターを隠すことに決めたらしい。

 その原因となったのが、ムーア監督のキューバへの渡航。米国では1962年の輸出入全面禁止以降、キューバへの無許可渡航は禁じている。

 しかし、ムーア監督は2001年9月11日の米同時多発テロ事件で倒壊した世界貿易センタービルの跡地で作業をしていたボランティア3人とキューバに渡航。

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 彼らは同跡地での作業後に体調不良を訴えているものの、現在の米国の医療制度の下では適切な医療を受けられないと主張するムーア監督。キューバのグアンタナモ米軍基地収容所に連れて行き、収容者が受けている高度な医療も彼らにも受けさせ、その様子をカメラに収めようとしていた。

 ムーア監督は渡航の目的は「ジャーナリスト活動」であり、法律を犯してはいないと主張しているが米政府はこれを認めず、テープが押収される可能性があると、マイケル・ムーア監督自身がカンヌでコメントしていた。

 このムーア監督にとって脅威となっている「政府によるマスターテープ押収」への対抗策として、今回彼がとったのはカナダでマスターテープを保管するということ。この方法であればアメリカ政府の“魔の手”を逃れられるとムーア監督はカナダにマスターを持ち込んだのだ。

 ムーア監督は、とりあえずマスターの安全を確保した上で米国政府と法定で争う構えも見せており、近々、マスコミに向けて会見を開くことを検討している。ほえるか? マイケル・ムーア!

『シッコ』は8月にシネマGAGA!ほか全国にて公開
オフィシャルサイト
sicko.gyao.jp

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