ADVERTISEMENT

米国人ドン引き!国歌を替え歌、テロ国家を血祭りに!と言ったボラットの正体

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ボラットでぇ~す!
ボラットでぇ~す! - (C) 2007Twentieth Century Fox

 世界24か国以上で初登場1位を獲得し、世界中を騒がせている映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』。

 カザフスタン国営放送局のジャーナリスト、ボラットを演じているのは、イギリスのコメディー俳優であるサシャ・バロン・コーエン。その成りきりぶりはすさまじい。本作はそのボラットの演技をしたたまま、実在の団体や一般大衆に、失礼きわまりない無礼な言動をしまくるという、日本でいう“どっきり”でつづったロードムービー。

 サシャはユダヤ人だが、劇中で「ユダヤ人を井戸に放り込め!」と叫んだり、女性フェミニスト団体にインタビューをしたときに「女の脳みそは、男よりも断然小さい!」と言ってのける。

ADVERTISEMENT

 圧巻なのは、アメリカ南部の保守的な町で、アメリカ国歌をカザフスタン国歌の替え歌で歌い、「アメリカは断固テロ国家と戦います!」と演説を始め、愛国心たっぷりのアメリカ人を沸かせた上で「テロ国家を血祭りに上げます」とだんだんアメリカ人をドン引きにさせていくシーン。

 その“無知で無節操”に見えるボラットを演じるサシャ・バロン・コーエンは、ケンブリッジ大学では歴史を専攻していたインテリ。ホロコーストと呼ばれているユダヤ人の大量虐殺にも大きな関心を寄せて論文も書いているのだ。

 一見、無知で無節操なボラットの行動だが、痛烈なアメリカへの皮肉が込められており、見ていて爽快ささえ感じるのは、サシャの思慮深さが醸し出すたたずまいが、単なる“おバカなヤツ”ではない何かを感じさせるからだろう。

お騒がせ男・ボラットって何者?
cinematoday.jp

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は5月26日より渋谷シネ・アミューズにて公開。

オフィシャルサイト
movies.foxjapan.com

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT

おすすめ映画

ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT