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サトエリ、永瀬との“ぬれ場”は秘密!禁断の愛に意欲満々!

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左から、永瀬正敏、吉田大八監督、佐藤江梨子
左から、永瀬正敏、吉田大八監督、佐藤江梨子

 石川県鳳珠群にある風光明美な風景の中、2007年の夏に公開される『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のロケが行われ、その一部がマスコミに公開された。

 原作は芥川賞候補に挙がったこともある本谷有希子。女性の情念を繊細に描写することに定評がある作家だけに、本作も女の嫉妬や情念を見事に描いている。

 映画では永瀬正敏演じる宍道(シンジ)を挟み、兄嫁である永作博美と義理の妹、佐藤江梨子と佐津川愛美が静かな愛憎劇を繰り広げる。四方を山で囲まれ、携帯の電波も入らない(ロケの行われた鳳珠群では入ります)閉鎖的な場所でもつれる嫉妬や愛情劇がおもしろい。

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 一時的に帰郷している売れない女優を演じるサトエリこと佐藤江梨子は「売れない女優はやったことがないのでむずかしいですね」とユーモアたっぷりにコメント。役がらは悪女という設定だが「悪女はずっとやりたかった。楽しみにしています」とこの役への意気込みを見せた。

 本作がクランクインしたのは8月7日。クランクアップ予定日が9月7日だけに1か月間、のどかな風景のなかで過ごす。「こういうのどかな風景も好きですが、わたしはやっぱり、夜にたくさん灯りがついているところが性にあっているかな」と都会も恋しい佐藤。

 脚本上では永瀬正敏演じる宍道(シンジ)との“ぬれ場”もあるが、そのシーンの撮影について聞くと「内容は秘密です。見てのお楽しみ」と含みをもたせた。まだこのシーンの撮影はされていないらしい。

 永瀬演じる兄と、義理の妹との禁断の愛、それに絡む永作博美という、演じるにはテクニックを要する心理劇。どう演じるのか役者としての力量が試される。佐藤にとっても新境地を開いた『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は公開まであと1年だ。

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は2007年公開。監督は吉田大八、配給はファントム・フィルム
phantom-film.com

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