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ニコラス・ケイジの息子が極秘にスクリーンデビュー

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過激な内容の作品とは、うってかわって人の良さそうなアンドリュー・ニコル監督
過激な内容の作品とは、うってかわって人の良さそうなアンドリュー・ニコル監督

ニコラス・ケイジ主演、世界の戦場で多くの武器を売り続ける武器商人に焦点をあて、シニカルに描いた話題作『ロード・オブ・ウォー』。早くも、アカデミー賞の呼び声高い本作の監督、アンドリュー・ニコルに世界の裏側を描いた作品について話を聞いた。

ニコル監督の口からはこんな裏話が飛び出した。「オーディションに、いろいろな赤ちゃんが来たんだけど、みんな泣いちゃってね。うちの子(監督の子)なら、僕を見て泣かないだろうと思って連れて来てみたんだ(笑)。予想が見事にあたって撮影は大成功。実は、ニコラス・ケイジの息子も出ているんだよ。どこかは教えてあげられないけど」と監督は明かしてくれた。ヒントは“ヘリコプター”だそうだ。

この映画を『ボーリング・フォー・コロンバイン』のグローバル・バージョンというニコル監督は、「フィクションではあるけれど出てくる内容は、ほとんどノンフィクションなんだ。私は、この映画のためにたくさんの武器商人たちとコンタクトをとったんだけど、そこで語られたエピソードがすべてこの映画につまっているんだよ。だから、この作品は、問題作でも、なにかを警告しているわけでもない。ただ、真実を伝えているだけなんだ」と語った。

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また、ニコラス・ケイジを主役に抜擢した理由については、「もともと脚本を書く段階から、やって欲しい俳優を頭に描きながら書くということは今まで一度もないんだ。貧しい国のひとびとに戦争のために人を殺す武器を売るなんて、主人公のユーリがやっていることはとても悪いことではあるんだけど、それをただ悪として描きたくはなかった。というのも、私が会った武器商人たちはとてもユーモアがあって魅力的な男たちだったからね。だからこのデビルをチャーミングに演じられる俳優を探した。そしてようやくめぐり会えたのが、ニコラス・ケイジだった。彼は本当に素晴らしかったよ」

息子の顔が浮かぶのか、子供の話になると自然に顔がほころんだニコル監督。ニコラス・ケイジとは、父親同士の話もずいぶん弾んだそうだ。

武器商人ユーリーの衝撃の半生を描いた『ロード・オブ・ウォー』は12月17日より有楽座ほかにて公開。
オフィシャルサイトlord-of-war.jp

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