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カンヌでアメリカ政府への政治論争が勃発!

第58回カンヌ国際映画祭

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記者会見でほほ笑みあうラース・フォン・トリアー監督とブライス・ダラス・ハワード
記者会見でほほ笑みあうラース・フォン・トリアー監督とブライス・ダラス・ハワード

 仏時間16日、ラース・フォン・トリアー監督『マンダレイ』(原題)の公式記者会見と上映が行われた。同作品は、ニコール・キッドマン主演『ドッグヴィル』に続く、フォン・トリアー監督のアメリカ3部作の第2弾にあたる。主人公グレースにはニコール・キッドマンが降板し、米女優ブライス・ダラス・ハワードに変わったが、物語は続編という設定。ドッグヴィルを去ったグレースが、今度は米国・アラバマのマンダレイ農園のオーナーを受け継ぐことに。今回フォン・トリアー監督が斬り込んだのは、米国の奴隷制度問題だ。

 プレス試写上映後は大きな拍手が起こったが、会見では一度も米国に行ったことのないフォン・トリアー監督が、なぜ米国の暗部をテーマに選び続けるのか。また、劇中での奴隷の描き方について大激論大会が勃発。フォン・トリアー監督は「我々の生活は米国に多大な影響を受けていて、実際僕の映画作りにおいても、60%は米国映画の知識から成り立っているよ。そういう意味では僕はアメリカ人だと言ってもいい。なのに僕は米国での投票権もないし、何一つ変えることも出来ないんだ。ブッシュがクソッタレなのに。だから僕は米国の映画を作る。何もおかしなことじゃないだろ」と語った。

 一方、キッドマンからバトンを受けた形のハワードは「グレースを演じるために、『ドッグヴィル』を何度も、何度も見返したけど、ニコールの物真似をしようとは思わなかったわ」と語った。

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