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金熊賞監督は初心者マーク

第55回ベルリン国際映画祭

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 今月の10日から開催されていた第55回ベルリン国際映画祭の受賞作品が、現地時間の19日に発表された。グランプリとなる金熊賞に輝いた作品は、マーク・ドーンフォード・メイの初監督作品『ウー・カルメン・エカリジャ』。受賞のスピーチで初監督にもかかわらず今回の監督としての成功について「モニターの前に座って、黙っていることが秘訣」と発言し会場を沸かせた。また主演のポーリン・マレファンを舞台に招き、感動をわかちあった。ポーリン・マレファンが劇中同様の素晴らしい歌声を披露し、受賞の喜びを表現すると、会場中から祝福の拍手が沸き起こった。
 その他の受賞者は、銀熊賞にクー・チャンウェイ監督の『ピーコック』。監督賞には『ソフィ・ショル ザ・ファイナル・デイズ』のマルク・ローズムンド。女優賞には『ソフィ・ショル ザ・ファイナル・デイズ』のジュリア・ジェンチ。男優賞には『サムサカー』のルー・テイラー・プッチが選ばれた。
日本映画人が受賞することはなかったが、南アフリカ、中華人民共和国、ドイツ、アメリカなど、国際色豊かな審査結果となった。

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